正月休みで時間があったので国家戦略室からでていた「日本再生の基本戦略」http://www.npu.go.jp/policy/pdf/20111222/20111222-1.pdf を眺めていた。全体的に「話はわかるけど具体的にどうするの」という印象をうけたのだが、その中でグローバル人材,という話が出てきたので関連するかもしれない話題で思ったことをまとめておこうと思う。

余談だけどこの手のプレゼンは「何をします」だけじゃなくて「何を諦めます」っていうのを明記してほしい。最終的な実行プランでは「これは今はやらない」っていうのを決めないと締め切りが決まらない、っていうのは結構明らかだと思うんだけれど、この手のプレゼン資料でそれを明記してあるものってほとんど見たことがない。そっちが明記してあれば少なくとも考慮されたことが明らかになるし、その理由の説明が必要になって議論の活性化につながるはず。

閑話休題。

「グローバル人材」という言葉を今聞いて感じるのは,「やたら肩の力入ってるな」ということだ。そもそもこの話題は大抵英語の運用能力の話と、そこから切り離して考えられるべき普通の実務能力がごっちゃにして語られることが多い。「グローバル人材」もその一例だと思うんだけれど、「英語で(も)仕事ができる人を増やす」というのでただ言い換えた方がよっぽど広く受け入れられてかつ取り組みやすい話になると思う。

そもそも英語をなんとか利用できるレベルまで習得することはスポーツに近く,実務能力を上げるよりは相対的にハードルは低くてただ練習次第だ。言い換えると,いわゆる「学歴」「実務能力」と英語運用能力に相関がないとは言わないけれど「接触時間」「発話量」の方が相関が高いようにしかみえない。実務能力の話を脇に置いて英語運用能力の習得は筋トレみたいなものです、というのを明確に誰かが断言するだけで「グローバル人材の育成」に含まれる内容の片方は大分地に足の着いたものになるんじゃないだろうか。(もう片方として「研究などを含めた実務能力」の向上、が意図されていると思っている)

1年前の自分も肩に力が入っていたからこう思うのかもしれない。逆説的なんだけれど、こちらに来た当初にちょっと挫かれたのは,自分が英語に投資してきた(今もしている)時間や努力が全く評価の対象にならないということだった。「英語あんましゃべれないのは(別にどうでも)いいんだけど、仕事はできんの?」という評価のされ方で、英語の運用能力と実務能力を切り離して考えざるを得なくなる。それで1年間やった後だから、「グローバル人材」=「世界的に活躍できる人を目指します」というざくっとした姿勢になんとなく違和感を感じるというのはあると思う。

なお、「英語は筋トレ」というのは元Googleの村上憲郎氏も著書の中でおっしゃっていた(はず。今手元にないけど)。ちなみに村上氏の「村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則」も、アメリカ人と仕事をする上で抑えておいた方が点について新しい視座を提供していて参考になった。




「「英語勉強しないとまずいよな」と思っている人の実務能力は海外でも多分問題なくて,その実行に必要な英語運用能力の取得は筋トレ」というのが意識としてもっと共有されるといいと思う。あともう一つ「国際競争に打ち勝つ人材」というのも引っかかったけれど、それについては気が向いたらまたそのうち考えをまとめようかな...。

Product campに参加してきた

シリコンバレー系,西海岸系のソフトウェア企業だと,"PM" と呼ばれる職種がある。Product Manager, Program Manager, Project Manager といった肩書きの略称で,ソフトウェア開発における要件定義、進捗管理,品質管理,製品ライフサイクル、リソースマネジメントなど、プロダクトをリリースする際に発声する直接的な開発以外を担当する役割を担当する。日本のいわゆるSIerと呼ばれる会社には明示的にはないような気がする。web系の会社だと"ディレクター"と呼ばれる役職に相当するのかもしれない。その"PM"のノウハウを共有しましょうよ,という目的のカンファレンスに参加してきた。URL : http://www.productcampseattle.org/



特徴的なのはこのカンファレンスが"Unconference"という形式で行われること。パネリストやセッションがあらかじめ決まっている訳ではなく,話をしたい人が当日話をしたい内容を持ち寄って,それに対する人気投票をもとに当日その場でセッションの内容が決まる。PMという欲割の幅広さを反映し,セッションの内容は以下のような感じで非常に幅広い。

- 大企業の中でのstart up的プロジェクトの始め方
- ブルーオーシャン戦略
- Program Manger/Product Manager/Project Manager の違い
- なぜ新規プロジェクトは失敗するのか
- 予算の取り方
- Marketing Managerへの転身方法 
etc

今回は以下の4つに参加してきた。

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- Value Based Pricing 
コストベースではなく顧客への価値ベースで値付けをするには、という話。ものを得たときよりも失ったときの方が心理的な抵抗が大きい($20もらったときと$100もらって$80返さなければいけなくなったときのどちらが幸せか,etc)、サンクコスト(タダ券だったら行くのをやめる土砂降りのコンサートにも、チケットを購入していたなら行く etc)など、心理学的な知識はpricingに役立ちますよという趣旨で。正直普段考えたこともなく新鮮だった。

- How to make a product that customers love
愛される商品を作るにはEnvision>Plan>Execute>Measureのサイクルを繰り返すことが重要,という話。例をオーディエンスに求めてその内容から話を組み立てていくというイメージの中の大学の講義っぽい進め方で,この種のディスカッションの進め方に全く慣れていないことを痛感する。

- Difference of  Product Manager/Program Manager/Project Manager
PM,っていうけれどどういう役割があってどの職種の人がどの役割をやるべきなの?という話。

- Agile Dojo
アジャイル開発の進め方,というのを期待して参加したら問題解決のディスカッションを役割を決めて時間を区切ってやるとうまくいく、というコーチングに近い内容。
その場でチームを組んでされかの問題解決ディスカッションをしましょう、というものすごいインタラクティブな形式のセッションだった。

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シリコンバレーやサンフランシスコも似たような環境なんだろうけれど、シアトルではハイテク業界で会社を越えた職種別交流が盛んでこの手の集まりにはことかかないのがいい。PM業務に特化した1日がかりのカンファレンスというのは日本では見たことがないように思う。

日本でGoogleやAmazonが生まれないのはなぜかという議論がよくあるけれど、この手の職種を越えたエコシステムがまだ形成されていないというのは一因としてあるかもしれない。ハードウェアに比べてソフトウェアは個人が持つノウハウや知識がプロダクトに影響を与えやすいから、その知識共有がしやすくて内容が深いほどいいプロダクトが生まれる可能性は高くなるはず。

今の会社は完全な米国法人で日々のメインの業務で日本語を使うこと基本的にない。そういう環境なので,日本語教育をずっと受けていた自分が機能するようになるためにはそれなりの英語への投資が必要だった。
ベストとは全く思わないしまだまだ向上の余地が多々あるのだけれど,会社で参考情報としてまとめたら役に立つとほめられたのでここにも残しておく。アメリカ育ちとかでまったく英語に不自由のない人から見たらかなり泥臭いことをしていると思う。これを日本にいて8年くらいやった結果、ある日アメリカ人しかいない職場に放り込まれても一応Managerとして機能する程度の英語力はなんとか身についた。自分は残念ながら言語のセンスはないコツコツ型なので、センスがあればもっとすぐにうまくなるはず。

1. 文法
少なくとも自分の場合には大学受験の時に積んだ英文法の知識が相当役に立っていて、実は受験以降まともな文法の勉強はしていない。大学受験の英語は全然バカにしたものではない。世の中にはフィーリングで覚えられてしまう人もいるみたいだけれど(うらやましすぎる)、個人的にはフィーリングで覚えられないので仕事・日常会話・メールなどすべてにおいてこの知識は不可欠だと思った。英文法解説という本がおすすめ。こっちにも持ってきた。

http://amzn.to/pr71qa

この本は辞書的に使うので、実は英文法の基礎がよくわかんないっすという場合には高校生レベルから復習ということで以下の本がいい。これに限らず伊藤和夫先生の本は一般的に非常に正攻法で参考になる。

http://amzn.to/qsUbMe

2. Listening
これがないと仕事では生きていけない。Nativeの人は下手な英語を聞く努力はしてくれるけど、ミーティングとかで一人のためにゆっくり話をするモチベーションはないしこちらからもそれは頼めない。
自分の場合にはCNNのpodcastとSteve Jobsのスピーチを毎日の通勤・通学の行き帰りに聞いていた。わからなくても聞き続けるとなんか聞けるようになる。後者はスクリプトみながらシャドーイングもした。

http://www.cnn.com/services/podcasting/
http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html 
itunesUのStanfordからmp3が落とせたはず。もうJobsもいないと思うと少し寂しい。

どうしてもわからない場合にはこの辺がもう少しハードルが低い。
http://www.eslpod.com/website/index_new.html

あと古いけれどFriendsという海外ドラマを英語字幕で見ている。最近だとGleeとかもいいかもしれない。Friends, Gleeは普通に面白いのでおすすめ。FriendsもGleeも複数シーズンあるけど律儀にSeason1から観るべき。

3. Writing
MBAを視野に入れるなら、TOEFLでも必要になるので早めに始めといた方がいい。MBAに限らず最近の日本の大学院・海外大学院に行くならどこに行くにしてもTOEFLは必須になるはずで、かつこれは一人ではどうしようもない。自分は以下のところでNativeの人に添削してもらっていた。

http://www.cz-training.com/

練習問題はこんな感じ。慣れないと最初は書けないと思う。
http://www.cz-training.com/toefl/practice.html

4. Reading
特に意識したことはなかった。文法がしっかりしてて単語があれば興味あるTopicなら普通に読めるようになるはず。文法がなくて雰囲気で読んでしまうとなかなか上達しない,というのはあるかもしれない。

5. Speaking
場数が勝負だと思う。最近は便利なことにフィリピンの人とSkypeで30分200円くらいでしゃべれるというサービスがたくさんある。有名どころはレアジョブとか。
http://www.rarejob.com/

こちらに来る前の一年くらいの間自分は以下のところで週2-3回30分くらい話をしていた。
http://www.italkenglish.jp/login.php

ただ今見るとレアジョブの方がサポートがしっかりしていそう。Speakingも今はTOEFLで必須なので,点数取りたいなら早めに始めておいた方がいい。

6. 発音
目下自分の最大の懸念がこれ。正直油断すると(油断しなくても)通じなくてorzとなることが多々ある。今は週二回以下のサイトを利用してSkypeで発音を見てもらっている。数ヶ月前よりは大分まともになった。と信じたい。

http://www.speakmethod.com/500wordsintroduction.html

7. 単語
単語カードとか作る人もいるけれど、自分はそこまでやる元気がなかったので英単語の本を読んでいた。同じ本を10回くらい読むとさすがに覚えてきて、50回くらい読むとほぼ覚えられた気がする。一つどれでもいいから単語の本をしぼってそれを読み続けるのがいいんじゃないかと思う。最近はやってないけれど、TOEFLを受ける前とかは結構やっていた。

あとは英辞郎のiPhoneアプリなども結構役に立つ。
http://www.alc.co.jp/elearning/app/powerwords/index.html

8.まとめ
いろいろ書いてみたけれど,最終的に大事なのはやる気じゃないかと思う。自分で言うのもなんだけど日本にいたときは日本語教育をずっと受けていた人の中では比較的英語ができる人扱いだったので(こっちではまともにしゃべれないかわいそうな人扱いだが)いろいろな人からどういう練習をしてるか聞かれていた。そのたびに上記の全部/一部を紹介したけれど,正直続けてる人はいないように思う。逆にFriendsの全セリフを書き起こして勉強しているという人の話を聞いたこともあるけど,そこまでのやる気と根性は出なかった。

もっともスーパーエンジニアなら英語片言でもC++/Javaなどで語れるので結構何とかなるかもしれない。自分はPMなのでここにはもうしばらく投資をし続けるつもりです。
こちらで生活を始めて10ヶ月、当初に比べれば大分英語にも慣れてきたので、いくつか生活の中で頻出する割には日本の英語教育では習わない表現をまとめておきたいと思います。[第一回]としましたが不定期連載です。第一回で終わるかも。

- For here or to go?
実際問題として頻出する割に最初は何を言われているのかよくわからなかった英語。いわゆるファーストフードで「持ち帰りにするかどうか」を確認されるときに使われます。Take out というのが日本語なのかどうかはわからないけれど、少なくともこれまで "Take out?" という聞かれ方をしたことはない気がします。

- "Are you done?" "I'm stil working"
仕事の話ではなくレストランで「下げてもいいですか?」「まだ食べてます」というやりとり。

- "Crossing fingers"
こんな感じのGestureがもれなくついてきます。「やるべきことはやったからあとは試してみよう」というような利用のされ方で、日本語で対応することわざは「人事を尽くして天命を待つ」ではないかとおもいます。バグの原因がよくわからないけれど一応なおった場合に、「これで大丈夫?」"Let's cross fingers" みたいなやりとりが出てきます。人によってはことあるごとに使う,ような気がします。

- "Not really"
「別に」「そんなでもない」という意味。1対1対応での意味としてはそのままですが、"Do you like dogs?"といった質問の答で使われます。自分は長いこととっさに聞かれて「そんなでもない」という意図のときに "Not very much" と言ってしまっていたけれど,そういう時には "Not really" と返すのが普通らしい。にたような返しに "Not likely"がありますが、こっちのほうが可能性が低いときに使われている傾向がある気がします。

 - "Hi, XX", "Thank you, XX"
こちらの人はとにかく名前をあいさつにつけます。名前は日本以上に大切なものの模様。
日本ではこの習慣がないので(毎回毎回「よう田中」とか言わない)、自分は相当意識しないとまだつけられません。つけたらつけたで何か気恥ずかしく、その度に文化の違いを少し感じます。

- "Fair enough"
「それでいいんじゃない」くらいの意味。相手の話に対して対案を出して,その対案がbestじゃないけど受け入れられる場合などに使われます。これは個人的にはニュアンスが正確にはわかっていなくて,使われると理解はできるけど自分では使えない。

さらさら書いていたら思ったよりリストが伸びたので、第二回があるかもしれません。

MBAを取ることにしました

MacBookAirではなくManagement of Business Administrationです。といっても仕事を辞める訳ではなく,二足のわらじ状態になる。技術だけではなくてビジネス系のこともいろいろ学びたく以前から興味があったので、シアトルに慣れてきたこのタイミングで取ることにした。中島さんのブログに刺激されたというのも否定できない。


「メインジョブ・エンジニア、サポジョブ・MBAというのが最強」の意味

http://satoshi.blogs.com/life/2011/04/engineer.html



今回行くことにしたのはUniversity of Washington (通称UW、ユーダブ)のTechnology Management MBAというプログラム。仕事を持つ社会人を対象にしたプログラムで,来年の1月から始まり,期間は1年半。週1回(月曜or水曜)と隔週の土曜日(9時 - 5時)の授業があり、卒業の暁にはフルタイムのMBAと同じ"University of Washington-Foster Master of Business Administration"の学位がもらえる。


働きながらフルタイムの学位と同じ勉強ができる」ということと「Technology Backgroundの学生に特化している」ということが非常に魅力的だった。しかもこのプログラムだけ家から遠いUWのメインキャンパスではなく自宅から車で15分のUW Eastside Executive Center という別キャンパスで行われるのも運が良かった。


http://www.foster.washington.edu/academic/tmmba/Pages/TMMBAHome.aspx


その他のプログラムとの比較はこちら。

http://www.foster.washington.edu/academic/fostermba/Pages/MBAOptions.aspx


期間は短いのだが,その分各自の職務経験と自己学習が求められるようだ。上記リンク先の比較表を見ても職務経験の平均が11年と、Full-time MBAの倍近い経験が望まれているのがわかる。

Class Profile や卒業生をみると、BoeingとMicrosoft 出身者が多くいて、これらの学校の幹部候補生養成学校という意味合いもありそう。KirklandはWashington lake を挟んで東側にあるのだが,この湖の東側にBoeing, Microsoft, T-Mobileといった企業がオフィスを構えている。キャンパスがKirklandにあるのはこのせいもあるのかもしれない。


まだ授業は始まっていないけれど、始まったらそのあたりの整理もブログに書き溜めていこうと思っています。


1つ前のエントリで予告してましたがiPhoneアプリ "Livesnippets" をリリースしました。



http://itunes.apple.com/app/livesnippets/id460880847?mt=8

Facebookの動画共有を簡単にするアプリです。愛する我が子の可愛さを共有するには写真じゃ物足りない、大自然の躍動感を伝えたい、などなどの際にぜひご利用ください。前々から薄々気づいてましたが、現実のリアルな物理空間・社会空間とネット上の情報空間をつなげることに興味があるみたいです。

ひと通り作ってみて感覚がつかめたので、また別のアプリを作ってみるかもしれません。仕事じゃないので締切を気にせず、気に入らない機能は一存で落とすことができるのが素晴らしい。

個人がパキスタンに外注できる時代

趣味と勉強を兼ねて最近はiPhoneアプリを作っていました。近日公開予定なのですが、アイコンのデザインが自分では出来なかったので前々から気になっていたFreelancer.comというサイトを使ってみました。

FreeLancer.com

ひとことで言うと、「スモールビジネスを個人に外注できるサイト」です。世界中の200万人以上の「フリーランサー」に対し、プロジェクトを発注し、提案を受付け、契約をして納品物を受け取り、料金を支払うという一連の流れをサイト上で一括して行うことができます。特筆すべきなのは1. プロジェクトの規模、2. フリーランサーの多様性 3. 英語の「不」必要性 だと感じました。

1.プロジェクトの規模
Freelancer.comではプロジェクトの登録の際に "Budget for this project"という項目があり、そこでプロジェクトの規模を提示することができます。一番小さいものは"simple project - $30 - $250"というもので、個人で十分利用可能な規模になっています。実際今回は趣味のiPhoneアプリのアイコンデザイン、という内容で予算規模は$50以下でした。友人に夕飯を一回おごって頼んでやってもらう、というイメージです。サイトの説明をみると平均の予算は$200以下ということで、今回のような個人プロジェクトの発注もかなり多いのではないかと思います。

支払いはカードなどでもできるようですが、自分はPayPalを利用しました。このサイトに限らず最近のwebサービスは(Netflix, MeetUp, StubHub etc)PayPal対応のところが非常に多いので、このサービスを利用するならこれを機会にアカウントは持っておいて損はないです。支払いは成約した時の金額に加え、Freelancer利用料がかかります。今回は$35の入札で$3の手数料がかかりました。

2. フリーランサーの多様性
まさに「フラット化する世界」を体現していて、文字通り「世界中」から入札があります。今回作ったプロジェクトへは以下のURLから行けますが、今回の場合、投稿から20分程度で一件目の入札がルーマニアの人からありました。その後インド、バングラデシュ、セルビア・モンテネグロ、パキスタン、ベトナム、オーストラリア、イギリス、など、最終的に10日間で21件の入札がありました。途中から何かサンプルを見ないと判断のしようがないことに気づきアプリの詳細情報を送ってサンプルをお願いしたのですが、それにも応じて複数のサンプルを送ってくれる人多数。最終的にはパキスタンの人にお願いすることにしましたが、個人でここまでできてしまうというのはほんの5年前でも考えられなかった状況だと思います。



3. 英語の「不」必要性
もうひとつは、英語は重要というけれど、それよりも重要なのは(少なくともこういったサイトでは)「自分ができること」を確立しておくことだなと思いました。今回のパキスタンの人も正直英語のwritingはうまくはなかったです。が、いろいろ悪くないサンプルを提案してくれるおもてなしとか、レスポンスがいいとか、予算の範囲内だとかそういうところの方がはるかに重要で、過去形と現在系の使い分けができてないということなんてこの際問題ではないです。日本的な価値観だったら「英語では仕事ができない」と思われてしまう英語力の人が普通に仕事を取って高評価を受けているのを見て、ひとつ目からウロコが落ちた思いです。


トーマス・フリードマンの「フラット化する世界」が出たのは4−5年前だと思いますが、それが現実に現れてきたというのが感想でした。もちろん業界と仕事内容によると思いますが、「日本人も途上国の人と同じ土俵で戦わなければいけなくなる」というよく言われる近未来が少しずつ着実に迫ってきている気がします。

http://www.freelancer.com/projects/Graphic-Design-icon-design/IconDesign.html

「フラット化する世界」は、だいぶ古くなってしまったかもしれませんが当時読んだ時にはかなり印象的で面白かった。

CES 報告

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
新年はCESという家電見本市の調査のためにラスベガスに出張に行ってました。自分としては気づけば3回目。もう閉幕から一週間経ってしまいましたが、その報告と感想など。





まずはToyota entune.トヨタが発表したカーナビでインターネットコンテンツが楽しめるサービス。実はUIEngine採用。





GEのブース。電力メータにサーバを載せてスマートメータにし、電力管理を効率的に行うシステムが提案されていた。


ブラックベリーのタブレット。この種のタブレットの発表が非常に多かった。

Motorola  Atix. 専用ドックを利用することでPCから携帯内のデータを直接操作できるし、テレビにつなぐとSTBになるというスマートフォン。写真はドック。




盛況なSamsungブース。テレビアプリ、テレビと携帯連携のデモ。Samsungは実はUSでは携帯向けのビデオコンテンツのオンラインストアも運営していて、一昔前のソニーのようななんでも自前でやりますという勢いを感じる。

全体的に、Samsung, LG の盛り上がりと日本メーカの存在感が前より薄くなっているような印象があった。ソニー、パナソニックはまだブランドとして健在だけれどSHARPや東芝などには人がそこまで入っていなくて、ブースの大きさや盛り上がりも踏まえるとアメリカ人からみたらハイアールなどとかわらなくなっているように見えた。他方LGのネットワークにつながる白物家電やSAMSUNGのテレビアプリ・携帯連携などの目新しいサービスのデモは、日本メーカのブースではみられなかった。この状況からもう一度巻き返すためには、日本国内でしか通用しない学生を雇っている余裕なんてもうないだろう。

あとはこの種の技術・ネットワークサービスがただの家電にとどまらない方向に広がっているように思う。上にトヨタとGEをあげたけれど、Newyork Timesもブースを出していたし、NIKEのミーティングルームもあった。UNIVERSALもここ数年ブースを出している。アメリカがなんでもすごいという気はないけれど、こういうことを含めた世界的な潮流を知る場所としてはCESはすばらしく、正直日本のCEATECとは比べ物にならない。


道すがらで見かけた疲れたミッキーマウス。
なお今回は仕事が忙しく、ラスベガスにいたのに一回もギャンブルをやらなかった。


シアトル雑感

速いものでシアトルに来て1ヶ月が経ちました。
多少落ち着いてきたのでここまでの印象をまとめておこうと思います。

1. 街が奇麗
渡米前からシアトルはいいところだ、という話はいろんな人から聞いていましたが、確かに街が奇麗です。サンフランシスコやロサンゼルスではちょくちょく見かけた、「これは治安が悪いエリア」というのが少ない気がします。もっとも自分が住んでいるのがシアトル周辺でも比較的いいところらしいせいかもしれませんが、今のところ「これはまずいところにきてしまった」という経験がありません。

あと緑が多く、もう散ってしまいましたが紅葉がきれいです。さらに冬は雨が多いものの夏はすかっと晴れて気持ちのいい時期が続くらしいです。夏のシアトルは most beatiful place in the world だ、というのをこっちで知り合った複数の人から聞きました。そんな街はなかなかないんじゃないか。


2. 広い。車必須
シアトルだから、というかアメリカ西海岸だから、という話ですがだだっぴろいにもほどがあると思うくらい広いです。高速は片道5車線、というのもそうですが近所のスーパー一つとっても広い(遠い)。いま常用しているスーパーは車で5分ですが、時速50kmで巡航して5分です。歩いたら1時間くらいかかる。地方だとこんな感じなんでしょうか。少なくとも東京ではあり得ない。

3. 自炊必須、と思いきや意外にそうでもない
松屋とか吉野屋みたいのがないです。ところが冷凍食品が充実してるし、総菜系も結構あるので意外に自炊しなくても行けます。日本にいたときよりしてますが、当初想定よりは全然してないですね。なお意外なことに日本食は普通に買えます。日本食屋があるというのはあるけれど、普通のスーパーにも味噌・醤油・カレールーなど普通に売ってます。
またシアトルのWestlake Center の地下にはダイソーが入っていて、大変にぎわってました。

今のところ出だしは好調な気がします。ブログも前よりはマメに書く予定。

アパート。

利用していたThinkPad x60を Rescue and Recovery から復旧しようとしたところ、Rescue and Recoveryのパスワードがわからないという問題が発生。解決方法があまり見当たらなかったので、参考までにメモを残しておく。

Rescue and Recovery のパスワードが分からなくなるというのは結構ありがちらしく、しかも正攻法でのリセットはできない模様。

手元では以下の方法で問題を解決した。
1. リカバリーディスクを作成する


2. 起動でCDブートが優先されるようにしておく。
3. Rescue and Recovery をアンインストールする。
4. 再起動を求められるので、CDに1.で作成したリカバリーディスクをいれた状態で再起動。
5. 再起動するタイミングでCDブートに移行
Rescue and Revocoveryのパスワードを聞かれることなくRescue and Recovery モードに入れる。
あとは画面の指示に従ってクリーンインストールを行うだけです。


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