コンテンツプログラムのWhat is Design?という集中講義を5日間受けてきた.
講師はMicrosoftで次世代OS LonghornのUIの開発をしている方. Windows UI Strategy Research Manager というから結構偉いのだろう.
GUIのデザインにとどまらないデザインの開発の仕方や,人間の感情を取り込むことの重要性,発想の方法,研究の進め方とデザインとの関連性など,非常に示唆に富み,新鮮であった.
特に自分にとって重要に思えたことを,考えを確認する意味でもここに残しておこうと思う.
元の授業が英語なので,自分なりの解釈が入っているかもしれない.
1)二つのデザイン-following & leading
・leading design
--Creates a need in the user
--Sells the user on that need
--Creates Pleasure
・following design
--Satisfies a user need
--User recognizes a solution
--Eliminates Pain
つまり人々の欲求をより満たすデザインと,人々の不満を解消するデザインがあるということらしい.
そして,
Most technical people tend to do following design
-They like solving problems
Non-technical people tend to prefer leading design
-They like addressing emotion
なるほど,と思った.この分類は研究自体にも当てはまる気がする.うちの研究室はおそらく後者の立場に近く,それゆえに工学っぽくないみたいなことを言われるのだろう.
自分としては後者になろうともがく前者に今はなっているなあということを認識.
2)Heaven & Earth
Heaven
-What is perfection, without limits
Earth
-The cold hard limitations of reality
技術的限界とか全部取っ払った完全な世界と,現実的な制限を分けて考えることが新しい発想には大事だということ。
そして
・Crucial to start with heaven and work back towards earth
-If you start on earth, you will probably never escape the pull of gravity
非常に身につまされます.おそらく研究というのはHeavenとEarthの隙間をうめるという作業だから,earthからはじめるとheavenに出られないというのは直感的にわかりやすい。
そして廣瀬先生がいっていた(と自分が思っている)「未来は描けるんだけど道筋がわからない」というのも,じつはそもそもの未来が描ききれていないんじゃないかということを思った.