日曜日にお台場のソニー・エクスプローラサイエンスでSCSL展を見てきた.SCSLの研究成果の一部が特別展ということで展示されていた.
内容は画像処理,触覚センサ,自動音楽生成など.個人的にはLUMENというのがひょっとしたら空間充填型ディスプレイなんじゃないかと期待していったのだが,全体的に期待はずれだった.LUMENは解像度の低い2次元画がちょっと盛り上がるだけのオブジェだったし,説明は明らかにバイトの大学生だし.
ただ,その中で聞いた茂木健一郎氏の話はなかなか面白かった.科学の恵みという題材で,キーワードは
・Serendipity
・Change blindness
前者は科学の進歩は偶然の出会いによるものだ,という話.そういう偶然の出会いが重要なんだから,とりあえず目標を決めて動いてみないと始まらないという話だった.研究会でいわれたような話だ.
後者は2つのものの違いは一度気づくと今まで気づかなかったのが不思議なくらいなんだけど,気づくまではぜんぜん違いがわからないという話.実際に2枚の写真を順番に表示して違いを見つけるという簡単な実験があったのだが,驚くほど違いにきづかず,一度気づくと今度は何で気づかなかったのかがわからない.飛行機の写真のエンジンの有無に気づくのに30秒くらいかかったりする.視野の広さみたいなもの(客観?)の大事さを感じた.
よくあるシンポジウムとは違って一般の人向けの話だったので30分くらいしかなかったけど,わかりやすく話がまとまっていた.そして講演後に出た質問が
「夏休みの自由研究ではどういったことが子供ににいいのでしょうか」
「子供をNEETにしないためにはどうすればいいのでしょうか」
やはりお母さんの最終的な関心は子供の教育らしい.