茂木健一郎さんの話は、去年の夏にお台場で聞いた.セレンディピティ、という「偶然の幸運に出会う能力」の話をされていて,非常に印象的だったことを覚えている.
そういうことがバックグラウンドにあったこともあり、「脳」整理法を買ってみた.
この本では,「完全に規則的」(ニュートン力学的な世界)「「完全にランダム」(量子力学的な世界)とも異なる,「半ば偶然的、半ば必然的」な「偶有性」を持つものが人間にとって重要なことだという.そしてこの偶有性という概念は,脳科学の世界では最近非常に重要な概念になっているとか.
いわれてみると確かに脳が直面してきた出来事というのはほとんど偶有的なものなわけで、それが重要だというのは非常にうなづける.いままでそういうものを表す言葉がなかったから意識しなかったということかもしれない.逆にいうと,本の中にもあるけれど,偶有性に満ちた中から、科学という普遍的な視点を導きだせたということは本当にすごいことだと思う.
そしてセレンディピティ.セレンディピティにおいては、「何か具体的な行動を起こすこと」「出会いに気づくこと」「意外なものを受け入れること」が重要だという.
とりあえず具体的にうごいてみる、ということは、自分の中で非常に大事なテーマになりつつあるので,非常に共感できた.
「脳」整理法とあるけれど,脳の話ではなく、世界のあり方や人の生き方について語った本だと思います.人生迷ったときに読むといいことあるかもしれない.




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