[本]ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

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最近,ブログの文章を書く時,誰を想定して書いているんだろうということを考えます.徒然なるままに書いてるものは自分じゃない読者を考えています。ところが本についてということになると,大体自問自答っぽくなってきて、想定読者がもう一人の自分になっていたりする.
で、得てして自問自答的な文章はわかりにくいので,できるだけ読んでくれる他の人を想定しながら書くようにつとめるようになりました.このブログはまだ不特定多数が読みにくることはないから,大体想像はつく.自分じゃない想定読者を考えた方が、自分にも人にもわかりやすい文章になるんじゃないかなあと.

なんでこんなことを書いたかというと,この「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 」という本を、ぜひ読んでもらいたいからです.そのためにはわかりやすい文章で、興味をひくようなレビューを書かなければいけない.
特に「何その本.有名?」と思った人に読んでほしいということで、今回は「何その本.」と思う人を想定に書くつもりです.
多分その方が自分にとっても理解が深まる気がする.

閑話休題.

この本は,今インターネットでは何が起きているのか?インターネットの向こう側とは何なのか?ということを解説した本です.そういう世界で生きていこうとしている自分の読了後の感想は,「すっきりした」というものでした。ネットワークとITの今後についての断片的な理解と、雑多な知識と、考えていることが一つの線でつながったようなイメージ.この本もある意味「高速道路」だと思いました.

で、内容について.
今,インターネットの世界というのはものすごい勢いで変化しています.インターネットというと2ちゃんねるの負の部分とか出会い系とかを想像するかもしれないですが,もっと善良な新しい概念が生まれ,定着しつつある.

自分は仮にもその世界の片隅に生きていて、さらにこれからその中心付近で戦おうとしているからわかるんだけど、その世界はリアルな世界とは全く違う仕組みで動いている.でもそのことについて、いわゆる普通の人はほとんど知らない.このブログの昔のエントリを読んでいて、「よくわからんなあ」と思うことが多かった方もいるのではないでしょうか.

そのウェブの世界の新しい価値観によって,社会に変化が起きつつある.去年の秋ぐらいから日経新聞にもグーグルという単語が頻繁に出てくるようになったけれど,これはインターネットの向こう側の旗手が、インターネットのこちら側の世界でも一般的に(急速に)認知されてきつつあるという一つの証だと思います.

この本は、そういった変化がどこからどのようにして生まれてきたのか、これからどこへ向かうのか、死角はどこなのか,ということについて、鋭い視点で考察をした本です.一冊読むだけで今のwebを概観できます.

ここからはだんだん自分の意見がはいってくるけれど,いまウェブで生まれてきている新しい価値観、状況,道具等々を知っているのと知らないのとでは,今後ますます情報獲得効率や、社会の理解の度合いについての差が広がっていくと思います.
既に今でも,ウェブの常識を理解して新しい道具を使いこなしている人と,触れる機会がなく暮らしている人とでは,お互いに気づかないままかなりのデジタルデバイドが発生しているわけです.
もっとも、あと10年もすると,常識とか道具が何たるかを知らなくてもうまくやっていけるところまでウェブが浸透する可能性も高いですが.

メディアとITとグーグルと人類知と人類の未来のいずれか(あるいは全部)に興味がある人にとっては必読でしょう.買うべし.
買うほどか?と思う人には、下のリンクから買ってほしいところですが,貸します.素で.
この本を通じて,ネットオタクの常識が世間の常識になるとうれしい.



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