[本]シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土

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ウェブ進化論を執筆された梅田氏の本第二弾.第二弾というより、昔出版された「シリコンバレーは私をどう変えたか」という本に加筆をして改題したものと言った方が正しい.

内容は96年から2001年頃までという時期をシリコンんバレーで過ごした梅田氏が、その都度どのようなことを感じたのか、考えたのかをまとめてある。そして、それらがそこからさらに5年経った今から振り返るとどのようにとらえられるのかが「長いあとがき」の中でまとめてある.

あの時代にシリコンバレーにいた人はリアルタイムでこう考えていた、という生の声が聞けるという点でおもしろい。ネットバブルとか、マイクロソフト独禁法訴訟とか、オープンソースの勃興とか.逆に言うと、自分としてはそれらの事象は歴史の中にしかない.

もう一つの興味深い点は、表題の「シリコンバレー精神」が、何であるかということが垣間見られる点にある.ここらへんは最近の梅田氏のブログにはあまり描写がないような気がするけど、それだけ梅田氏があっちのやり方を自然にとらえるようになっているということなのかもしれない.特に「経済システムのセリエA化」という、プロスポーツに類似した経済システムになっているという章は興味深かった.シリコンバレーっていうのはそんなにすごいところなのか.近いうちに一度そっちで闘ってみたいなという思いを新たにした.近からずとも遠からずな会社で社会人生活を始めることもあるし.

ウェブ進化論のような概論ではなく、IT産業(この言葉も古くなった)やシリコンバレーにたいするある程度の知識の上に構築されているので、業界外の方はウェブ進化論とあわせてどうぞ。

梅田氏のメインの仕事についても多少まとめてあり、そこはそこで自分にとっては新鮮だった.


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このページは、kotaroが2006年8月15日 00:27に書いたブログ記事です。

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