発売記念パーティに参加させていただいてきました.そっちについてはまた別エントリに譲ることにして、まずは本の感想から.
--
「web2.0 っていうけどさ、今年は流行ったけどさ、それって個人の生活にどうかかわってくるの?」という疑問(より正確に言えば、一般的な情報インフラとしてのインターネットの普及は個人の生き方にどのような影響を与えるのか、という疑問)に対して、シリコンバレーという極端な場所を引き合いに出しつつ一つの視点を与えてくれる本、という説明でいいのではないかと思う。
本書の「はじめに」にはこうある。
さて、本書にはいくつかの読み方がある。
1.異国の地で起こる変わった人々のオトギバナシとして読む
2.日本での働き方・生き方の参考にする
3.モノは試しでシリコンバレーで働いてみるための参考にする
本当にこの前書きの通りの本である.基本的にアメリカとシリコンバレーの今について、具体的な事例を引き合いに出しつつ語っているのだが、それらの事例がいちいち「人生はドラマだ」状態で、それだけでもおもしろい。その中でも、日本でも思い当たる節がある、あるいは近い将来日本にもそういうことが増えるだろうな、と思える事例も多く、自分のキャリアの合わせ鏡として読まずにはいられなくなる。シリコンバレーについての話は生々しい体験談とデータが特に豊富で、抽象的ではなく実用的に参考になること請け合い.
特に会社と社員の関係の変化や、そのような状況に対応するために既存の社員の枠にとらわれない仕事の仕方の話、そして
「大学を卒業したら大企業に就職する.大学での専攻と入社希望先企業の仕事の中身が少々合わなくてもそれほど問題ではない.(中略)社員は会社に忠誠を誓う代償に、安定と予測できる未来を得る.」これ、日本のことを説明した文章ではありません.アメリカの70年代までの大卒のキャリアについて書かれたもの.
という箇所はちょっと目から鱗が落ちた.
30年前に今の日本と似たような状況だったアメリカが今どのようになっているのか.ということを知ることは、今後のキャリアを考えていく上で参考になる部分が多いのではないかと思った次第.少なくとも社会人第一歩で大企業を選択しなかった自分には、いろいろとためになる部分が多くありました.
筆者である渡辺千賀さんのブログ
を読んでみて、ちょっとでも気になった方はぜひ下のリンクをぽちっと。
1冊もらったら5冊売らないといけない縛りがあるそうなので.




コメントする