一週間ほどのヨーロッパ旅行を終えて先日帰国した。
昔住んでいたベルギー・ブリュッセルを始め、パリ、ロンドンを訪問。
ブリュッセルのかつての家近辺では懐かしさに浸り、パリでは美術館と大通りを基本とする観光都市を堪能した。
パリでは英語が想像以上に通じないことを通じて、語学の重要性を痛感したのも大きな収穫だった。
だがそのなかでも一番印象的だったのは、ロンドンが豊かになっていたことだ。きれいで活気がある、という言い方の方がよりふさわしいかもしれない。
10年前、まだ幼かったとはいえそれなりの分別はある年頃だったと思うのだが、パリ、ロンドンは街としては汚いという印象があった。ゴミが散乱している場所が多く、地下鉄は薄暗くて落書きだらけで、ホームレスがゴロゴロしていた。事実、パリはほとんど10年前の印象通りだったと言っていい。
だが、ロンドンは明らかにきれいになっていた。地下鉄も明るく、ホームレスや落書きはパリに比べると明らかに少ない。同行したかつてロンドンに住んでいた友人と第一印象が「きれいになった」で一致したことからも、そこまで独りよがりの印象でもないのだろう。少なくともパリとの差は歴然としていた。
そして物価が高い。相対的に円の価値が下がったと言えるのかもしれない。
地下鉄の初乗りが4ポンド(=900円くらい)であることをはじめ。バスが初乗り£2,ファストフードで一食£4.5、などなど。(もっとも、地下鉄の値段が高いのはロンドン五輪に向けた収入確保のため、ということもあるらしい。ここ数年で急上昇している)
気になって一人当たりの国内総生産を確認してみたら、イギリスには抜かれていた。
SNA統計資料より
(このデータ見つけるのに30分くらいかかった・・・)
ロンドン滞在中から、日本の失われた10年とは、みたいな話をしていたのだが、実地の体験を経た上で帰国して統計データをみてみると、日本の停滞ぶりがよくわかる。GDP全体でも中国に抜かれ、一人当たりGDPでもこの状態である以上、もはや日本が世界第二位の経済大国であるというのは過去のものになってしまったということか。
それを確認できたことだけでも、十分旅行の意味はあったんじゃないかと思う。
ちなみにロンドンでは、
「地下鉄の駅に定時に集合せよ、そこにガイドがいる。予約はいらない。」
というパンフを見て、夜のBritish Pub ツアーという、団体なら絶対参加しないだろうツアーに参加してきた。ロンドンの歴史を説明されたり、パブでの頼み方をレクチャーされたり。英語に不自由がなくなるための道のりはまだまだ険しいことを感じたが、なかなかおもしろかった。LONDON WALKS という実は由緒あるガイドツアーで、他にもいろいろなコースがあるそうなので、ロンドンに行ったら見てみるといいかもしれません。パンフはinfoやホテルにあった。
ロンドン Tower Bridge

ロンドン塔の視察にあらわれたチャールズ皇太子。イギリス人はCharles!, と普通に名前を連呼。

London Walks の様子。真ん中のおばさんがガイド。他はみんな英語Native で、From Tokyo は驚愕された。





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