2007年7月アーカイブ

アメリカの普通の人々の人生という物語を集めた本.普通といっても、筆者が900人の人の話を聞いた中の50人が抽出されているので、意識的に生きていてかつちょっと変わった人が多いとは思う.

選ばれているだけあって、50人はかなり多種多様.人生はドラマだ、というのは真実だとしかいいようがない.今の自分と重ね合わせながら読んで、読み終わった時に心に残っている物語は自分を理解する手がかりになるんじゃないかと思う.ちなみに自分の場合は

-ブームを追いながら傭兵のように仕事をするキャリアウーマン
-今のアメリカには珍しく同じ職場で働き続けるエンジニア
-フリーターから香港の商工会議所部会長
-大企業の御曹司、ハーバードMBAからLAの警察官へ(ベンツで出勤しているらしい)

あたりが今でも印象に残っている。

はじめに、にはこうある。
「人はみな、人生の物語を綴る。その"内訳"は何か、テーマは何かを知りたがる。(中略)いずれ訪れるエンディングが薄っぺらなものではないという確証がほしいのだ。」
その衝動に対する答え、というよりは人はどういう形でその衝動に対して行動した(する)のかに焦点を当てている本。
アメリカを知る、という意味でも一読の価値はあると思う.英語圏の強さと、二大政党制と、自由な転職市場の姿がそこかしこに現れてくる.

ちなみに邦題は「このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?」
内容と相当ギャップのあるこの題名だけはどうにかならなかったのか.


日本最大の匿名インターネット掲示板、2ちゃんねるの管理人であるひろゆき氏による著書。

この業界に興味があったり関わったりしている人で、Web2.0 、2ちゃんねる、著作権、winny、セカンドライフなどということについて思いがある人にとってはかなり面白い本ではないかと思う.少なくとも自分にとっては相当面白かった.いままでひろゆきという人は世間に対して斜に構えているようなイメージがあったけれど、それがあっさりと覆されてしまった.

本としてはかなり適当な構成の部類に入る。タイトルに対応する「2ちゃんねるがつぶれない理由」についての記述は、第一章わずか8ページで終わる.話題は脈絡なく飛ぶし、「〜だと思う」という表現ばかりでデータに基づいた記述のようなものはほとんどないし、唯一本人が書いたであろうと思われるあとがきではゴーストライターの人が書いてくれました、というようなことをあっさりと書いてしまう.しかもそのあとがきはあとがきで、支離滅裂な上に読者に結論を丸投げ。本当にただ後に書いただけで全然まとまってない.

このようなトンデモ本のような構成にも関わらず面白いのは、論理の脈絡などが見えづらい割には世の中を的確と思える形で判断しているのがそこかしこで読み取れるからだ.今まで真正面からはあまり切り込まれてこなかったことに対して、ものすごくメタでものすごく現実的な視点で物事を考え「続け」ているように思えてならない.2ちゃんねるとニコニコ動画という今の日本のインターネットを代表するサイトを作り出しただけのことはあるなと感じた.

梅田さんのweb進化論に対する「裏」入門という意味で、サブタイトルは的確だと思う.インターネット業界では基本的だが普通の人にはわからない単語が説明なしに飛び交うので本当の初心者には意味が分からない、という意味でも裏入門という名前はふさわしい.
そもそもひろゆきって誰、という人は買ってもしょうがないと思う.

no3215.com を、日産カーウィングスに対応させました.Mash Up Award 3に新しく追加されていたので、毒味をかねて.
日産のカーナビ用サービスであるカーウィングスを利用して、ホットペッパーの最寄りの店舗を表示することができます.カーナビの電話機能を利用して電話をかけたり、目的地として登録することも可能です.
くわしくはこちらをどうぞ。

カーウィングスについては本家サイトを参照.
また。カーウィングスへの情報配信方法についてはこちら

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対象となるカーナビの実機は持っていないので、今回は提供される
ブラウザベースのエミュレータ を利用することにしたが、いろいろと気になる点があったので中の人に届くことを期待しつつ気づいたことを少々。


-エミュレータはポート80以外のURLの読み込みに対応してない模様.どちらかというと日産のセキュリティポリシーとぶつかっているのかもしれない。ポート3000のURLを読み込まそうとしてエラーがでて、気づくのに時間がかかった.一言書いてあるとありがたい。

-FireFox くらいには対応してほしい.IE7+FF2.0 という環境(IE6.0 を持ってない)の開発者は結構多いと思う.

-「詳細を見る」画面についてはhtml タグはサポートしてくれていないのだろうか?そのへんの仕様がほしい.

-わかりやすいところで、今提供されているチャンネルを確認できるようにしてほしい。


開発する側に立ってみると、携帯電話むけのウェブアプリと比較してアフェリエイトができない、ユーザ入力がほとんどとれない、表示の調整に手間がかかる割に対したことができない、実機試験ができない、対象ユーザが少なそう、主立った情報はすでに公式チャンネルで提供されている、というところで開発意欲がさがるというのは否定できない。マッシュアップは開発者にフィードバックがあってはじめて成り立つものだ、ということを期せずして再確認できたということは収穫か.

とは言うものの「なんか新しいことができる可能性が高いかもしれない」という点で携帯を上回ると思うので、もうちょっとなんか考えてみようとは思っている.

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