2008年5月アーカイブ

半分仕事、半分趣味という位置づけで、ネットと家電のキャズムを超えろ!会議 第二回に参加してきました。テーマは『ネット対応テレビとCGM動画が紡ぐ未来とは』。IPTVがらみでネット連携TVに食い込もうとしている立場としては参加せざるを得ない。

会議の中で印象に残ったのは大きく2つあった。一つはテレビとuser generated contents の相性は実はよくないんじゃないかということが何となくの肌感覚として業界の(おそらく)先進的な人々の中でも共有されているという事実。USでVIErA CAST (YouTubeがテレビで見られるサービス)を展開している松下の方も、ウェブ業界の動画を代表するニコニコ動画の方も、テレビでユーザによるコンテンツを提供して、さらにそのなかで双方向的なコミュニケーションをするということにものすごく可能性がある、とは必ずしも思ってないようだった。松下の方が何が見れると面白いだろうかという話を会場に振り、会場からもあまり意見が出ないというのが現状としてある。
ニコニコ見たいな全く新しいサービスを開発し、見えないニーズを掘り起こすということができればいいのかもしれないけれど、まだその境地には(自分を含め)達している人はいないという印象を受けた。

もうひとつは、インターネットそれだけでは、普通はお金にならないということもまた共有されているということ。Web2.0で盛り上がっていた頃はインターネットで双方向コミュニケーションでお金になるんだという話がささやかれていたけれど、実際問題としては広告モデルでまわっているのはGoogle,Yahoo,Mixiなどのごく一部のサービス屋さんにすぎず、ニコニコ動画も広告しかモデルがなくて毎月赤字を垂れ流しているという状況がある。RSSとか、ネットワーク連携サービスとか便利かもしれないけれど、ビジネスモデルがいまいち見えないが故に踏み込めないというのが、特にメーカー側の状況のようだった。

この二つの現実的な認識の上で、どういう新しいことができるのか、ビジネスモデルとしてどういうものが可能なのかを考えていかないと行けないと改めて思った次第。

懇親会にも参加したが、似たようなアイディアと問題を抱えている人同士で話すのは実に楽しいですね。普通の人にはあまり理解されない自分の話もかなり通じる。可能であればぜひ次回以降も参加したいと思います。

大学院時代にメインのプロジェクトとしてやっていて、3月までICCで展示していたSharelogが、今度は六本木ヒルズへ進出します。明日あさっての二日間で展示が行われます。

http://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~dpa/gene.html
http://www.roppongihills.com/jp/gene/index.html

ちょっとしたご縁と研究室の後輩が引き継いでくれたことのおかげでこういう話になりました。
そもそもSharelogってなんよ、という方はこちらを見ていただけるとありがたいです。

http://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~dpa/sharelog.html

プロジェクタベースの展示になるので、昼間よりも夜に行った方が見栄えがすると思います。
お時間のある方はぜひ。

自分で言うのもなんだけど、dpaプロジェクトとしては理想的なケーススタディになってんじゃないかと思ってます。>dpaの中の人

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