2008年9月アーカイブ

2005年の本。ブックオフで衝動買いしてしまった。


グローバル化により今までの国内市場+貿易という形ではビジネスが成り立たなくなってきたということが趣旨になっている。基本的に言っていることはフラット化する世界と同じだが、同じような意図の話がほぼ同時期に別の著者からでてきたということは、大きな流れとしてはやはりこれらの本が述べている方向に向かっていると思わざるを得ない。


本書ではインターネット、Windows, 英語,米ドルといったグローバルなプラットフォームの整備により、これまでの政治経済のバックグラウンドとなってきた国民国家とケインズ経済学というシステムが限界に来ているということを述べている。その上で、これからのグローバルエコノミーの核になるのは地方分権的な国家(地域国家)であるとし、その例としてアイルランド、フィンランド、シンガポール、そして中華連邦のような形になっている中国の各地域を挙げている。


比較的厚い本なのだが論理が整然としていて、またバックグラウンドとなる知識がかなり入っていることもあってスムーズに読み込めた。ハードカバー500ページ一気読みは久しぶりだ。これからの世界についていろいろなところで言われていることがすっきりとまとまっている印象。また、経済学の歴史について簡単にまとめられており、そこは自分に取っては新しい知識として新鮮だった。


大前研一の言っていることが実際が実際の日々の仕事に役に立つと思ったことはあまりないし、ネット界隈ではもう年だからダメだというような論調もある。けれど、コンサルタントとしてのグローバルなビジネスの経験は日本トップクラスであるという事実はあり、やはりそれだけにこれからの社会・経済のあり方については的を射ていると思う。


大前研一 新・経済原論



フラット化する世界 [増補改訂版] (上)


フラット化する世界 [増補改訂版] (下)


次世代IPTV開発ソリューションセミナー

で、「IPTV市場におけるUIEngineの優位性」という題目で講演いたしました。発表資料を以下にアップしました。



ベンチャー企業のプライベートなセミナーながら150名以上の方にお申し込みを頂き、また講演中、講演後には様々な質問を頂きました。いろいろな方に興味を持っていただけたようで幸いです。
上記プレゼンテーションでわからないことがあればお気軽にコメントをどうぞ。

なお今回のプレゼンテーション資料を作るにあたっては、パワー・プレゼンテーションという本を参考にしました。もちろん実際の講演はまだまだ改善の余地があるけれど、相当参考になった。
少なくとも読む前よりはかなりましなプレゼンができたかなと思います。


-プレゼンテーションで相手を説得したときに、やってもらいたいことを想定する
-WIIFY (What's in it for you? )、すなわち聴衆が話を聞くことによってどういうメリットがあるかを明らかにする


というところを自覚するようになったというのが大きな進歩。



マッキンゼー流図解の技術にはプレゼンのグラフ形式のテンプレートがたくさんあってこれはこれでお役立ちになります。もっとも今回はグラフなどはなかったのであまり出番がなかった。


今年は一人旅でした。5年連続を狙ったというよりは、調べてみたら5年連続で行っていた。我ながら好きですね。今回は一人旅だったので市中の移動はレンタサイクルを借りました。市中を初日は25km,二日目は22km 走破。こんな旅は一人じゃないとできない。




レンタサイクルは京都サイクリングツアープロジェクトのものを利用しました。HPが充実しており、対応もしっかりしていてお勧めです。話を聞いた所によると400台の自転車があって、お盆などは午前中で全て出払ってしまうそうな。
ざっくり1500円/台*350日/年*300台/日=1.5億円位の規模のビジネスですね。以下旅行の様子をダイジェストで。

上賀茂神社。市内から少し離れた森の中にあって、凛とした印象。


円通寺の借景庭園。奥に見えるは比叡山。GPSがなかったらおそらくたどり着けなかった。
開発が進んで存亡の機器にあるということなのだが、実際に行ってみるとものすごくそれを感じる。周辺の新興住宅地化が著しい。


下鴨神社。ここも森が心地よい。参道が長い。


京都大学。



真如堂。紅葉がいいのかもしれないが、少なくとも今回はいまいちだった。
大体において、山門から軽トラックが出入りできてしまっている寺は全体に微妙。
庭は時間がなくてみていません。



ここまでで一日目終了。一人旅は唯一ご飯が困る。一人で高い店入っても間が持たない。


二日目。


京都御苑を突っ切って北野天満宮へ。

仁和寺。世界遺産。庭園自体は実はそこまで古くないのだが、全体的に整備が行き届いていてどこを切り取ってもそれなりの日本庭園美になる。金堂は国宝。


晴明神社。鳥居に五芒星が書いてある。そこまで大きくない神社だが、妙な雰囲気があった。


二条陣屋。二日目一番のおすすめ。


大きな地図で見る

京に屋敷を持たない大名の上洛中の陣屋になった建物で、大名の身の安全を守るための仕掛けがいろいろなところに設置されている。なぜかアンネの家を思い出した。
能舞台になる茶室とか、武者隠しとか、落とし階段とか、300年近く前の仕掛けを丁寧な解説付きで説明してくれる。要予約。今回は平日ですいていたせいで、幸いなことに30分前に顔をだしたら予約扱いにしていただけた。


ここまでで二日目終了。

三日目は京都の友達と合流して嵐山、最終日は清水寺・八坂神社・知恩院などの洛東観光。この辺は定番なので省略して、最後一つだけお勧めしたいお寺をご紹介。


智積院(ちしゃくいん)という寺が三十三間堂の東側にある。真言宗智山派の総本山なので整備もしっかりしているのだが、金堂が昭和50年、講堂に至っては1995年再建。建物に歴史の重みがないせいか、国宝の壁画があるものの観光地としてそこまで有名ではない。観光客も日曜にも関わらずほとんどいない。
が、そのおかげで観光地にはない京都の寺の雰囲気を味わえる。庭園に落ちる滝の音、鯉のはねる音、木のそよぐ音、お香の匂い、読経の声、視覚だけではない寺がそこにはある。こういったものをじっくりと味わえるところが実はほとんどなかったことに気づく。清水寺よりずっと面白いんじゃないだろうか。おすすめです。

庭。


庭を臨む部屋。誰もいない。

石庭もあります。


廊下。wikipediaによるとこの講堂は総檜造りだそうな。非常に綺麗。

次回は比叡山or大原三千院。あるいは桂離宮&修学院離宮。離宮は事前申し込みが3ヶ月前に埋まるというあり得ない状況であることを今回発見した(離宮に行こうと思うと予定する月の3ヶ月前の月初日にネットで予約が必要)ので、離宮に行く場合はご用心ください。



休みを利用してアカデミーヒルズ六本木ライブラリー http://www.academyhills.com/library/  に行ってきた。六本木ヒルズ49階にある会員制図書館で、正式な会員になるためには

入会金: 
    10,500円(税込)
月会費: 
    9,450円(税込)

がかかる。ちょっとくる人を選んでいる図書館です。
ワンデーパスが2000円で、さらにその中の自習室的な場所に入るためには1000円かかる。自習室に1000円かかるという話はwebにも載っていなかった。

前から気になっていて初めてやってきたのだが、平日の昼間とは思えないほど人が多いことに驚いた。多くの人がノートPCで何か作業をしている。この人たちは普段からここにきているのだろうか。ある程度の収入がないとはいれないと思うのだが、ある程度収入のある人は普通なら月曜の昼間には図書館にいない。学生っぽくもないので、フリーランス系の人にも見える。

今回は自習室に入らずにカフェで作業をしたのだが、作業の合間に目をあげると東京タワーからレインボーブリッジまで一望できるというのはなかなかよい。発想が膨らむような気もしてくる。(最近気づいたのだが比較的高いところが好きらしい)

...ただ、会員になるかというと微妙。図書館としての本の品ぞろえがいいわけではないし、静かな作業場所に現状困っているわけでもない。ネットワーキング的なメリットはあるのかもしれないけれど、休みにしか来れないだろうということを考えると今の生活をする限りあまり利用できないだろう。たまに来ようと思ったらこれるくらいがちょうどいいかもしれない。

休みくらいPCから離れたほうがいいのではという異論は認めます。

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